上海で最も江南庭園の特徴を持つ五つ星公園、古華園
古華公園は上海市奉賢区南橋鎮に位置し、総面積は約12万2千平方メートルです。観光客に開放されてから40年以上が経ちます。


古華公園は有名な建築家陳従洲氏の傑作です。
陳聡洲氏が設計、再建、そして築造した上海豫園東園、雲南南園、如皋水回園などの庭園は、いずれも庭園芸術における画期的なものです。蘇州庭園、揚州庭園、蘇州の古民家などの修復にも多大な貢献を果たし、「世紀の偉大な人文主義者」「近代庭園学の父」と称されています。陳氏は古花園の設計に江南庭園芸術の真髄を注ぎ込みました。


公園は東西に長方形を成し、中央には総面積の約17%を占める湖があります。湖の中の島には「秋水園」と呼ばれる庭園内庭園があり、湖の南東には「星園」と呼ばれる庭園内庭園があります。
古花園には、亭、テラス、回廊、橋、流水などが完備されており、曲がりくねった小道や回廊は、簡素で優雅、そして独特で精緻な建築様式を余すところなく反映しています。

春のそよ風がそよそよと吹き、太陽が輝く季節には、湖でボートを漕ぎ、きらめく水面を眺めるのは爽快です。湖の両岸には、緑の草の間に咲き誇る花々が点在し、あずまやや塔の美しさを引き立てています。
川沿いには柳の木がたくさん植えられており、そよ風が吹くと柳の枝が優雅に揺れ、見ているだけでうっとりする光景です。




涼しく爽やかな秋に、庭園をゆっくりと散策するのは、また違った魅力があります。時折、ほのかに爽やかな香りが漂ってくることがあります。それは、甘い香りのキンモクセイの木の近くを歩いたからでしょう。
毎年晩秋になると、この庭園を訪れると、燃えるように赤いカエデの葉や黄金色に輝くイチョウの木々が目に鮮やかに映えます。
公園の木々や森は、赤や黄、緑など、色とりどりに染まり、まるで油絵のように美しく、心が洗われます。


庭園には蓮池もあり、初夏には蓮池を吹き抜けるそよ風、青々とした蓮の葉、そして満開の蓮の蕾が、また別の美しい景色を見せてくれます。蓮池はそれほど大きくなく、「無限に広がる緑の蓮の葉が空に届く」というわけではありませんが、「太陽を反射する蓮の花がひときわ赤く染まる」という美しさがあります。


園内の大舞台は古風で趣があり、子供たちの遊び場は笑い声で溢れています。緑の竹陰に覆われた茶室は、公園の片隅にひっそりと佇んでいます。古花園には、近代的な建物や施設が数多くあるだけでなく、歴史的な名所も数多くあります。


園内で最も見応えのある建造物は、古花園の建設時に移設された南堂一号橋です。奉賢区で有名な古代石造アーチ橋の一つで、清朝乾隆年間に初めて建設され、300年近くの歴史を誇ります。また、園内には「興園」と「超然堂」があり、奉賢の歴史ある庭園を現代に再現した傑作です。
公園の北側に建てられた「三女廟」は、故事「呉越の覇権争い」を模した模型建築です。越の羌瘣王は軍を率いて蘇州に接近しました。呉王は三人の娘に南へ逃げるよう命じました。奉県南橋鎮の北2マイルに差し掛かった時、娘たちは越軍の手に落ちることを恐れ、その場で首を吊りました。
明清時代の建築様式を体感できる古代建築を訪れ、三女廟を訪れて呉越の歴史を学びましょう。人里離れた地域を探索し、考古学調査を行うのは、他にはない魅力です。


観光客も少ないためとても静かで、入場料もかからないのでレジャーや観光に最適です。






















写真/ほとんどが自撮りですが、インターネットから取得したものもあります。
Text/zgx 風 晴れ 雨 湿った